社長退任後の変化

社長を退任して約1か月が経過したが、現在生活パターンのリセット期間中という感じ。
時間と精神的なゆとりができたというべきか、毎日の緊張感から解き放たれたというべきか、少なくても精神的・肉体的な負担が軽減されたことは間違いないはず。
一方では、今までの自分にとっては緊張感・責任感などが心身両面における健康維持に一役買っていたことも事実。ここで一気に気を緩めるのではなく、仕事はもちろんだが、プライベートの時間を有意義に過ごすことも重要。
まずは生活パターンをリセットするとともに、ボケ防止のためにも頭と身体を使うことを心がけて日々を過ごすことにしよう。
自分を律する気持ちが重要!

朝食の価格

東京都心のホテル室料(ADR)はコロナ前よりかなり上昇しているが朝食の価格は仕入原価の高騰程度しか反映されていない、朝食のクオリティを高めて価格もUPしてもよいはず、ホテルの滞在価値向上とスタッフの待遇改善の為にも必要、と思うのですが、、、

社長退任➡会長就任

2024年5月1日をもってホスピタリティマネジメント㈱の代表取締役社長を退任し「会長」として会社をサポートすることとなりました。
2003年、ホテル&旅館に専門特化したコンサルファームを起業して21年間「運、縁、タイミング」に恵まれたこと、クライアントはもちろん、友人知人に恵まれたことに感謝です。
これからは自分の時間を大切にしながらも、担当しているクライアントは責任をもってサポートを継続します。
皆々様にはホスピタリティマネジメント㈱を引き続きよろしくお願いいたします。

追申:
少しだけ時間的な余裕ができますので、皆さん楽しいことがあればお声がけください。

【ホテルコンサルという仕事/10箇条】

私の経験上・・・・

1. 正論や理想論または抽象論ではなく具体的な方法論や事例紹介を心がけること、
2. 指摘するだけではなく一緒に考え行動をすること、
3. 知識をひけらかすのではなく人間性を磨き相手との信頼関係を築くこと、
4. 難しいことでも簡単で分かりやすい言葉で伝える能力をもつこと、
5. 自分自身に投資をして常に知識をアップデートすること、
6. 仕事が増えれば収入が増えるが、楽をすれば収入が減る仕事だということ、
7. やる気になれば独立することも可能な職業だということ、
8. 勘違いして偉そうにせず、あくまでも相手を尊重する姿勢を持つこと、
9. 結果にこだわり最後は数値改善が大切だという認識をもつこと、
10. 誠実に謙虚を心がけること、

「真価を問われる2024年」


コロナ禍においては会社の進むべき方向性など真剣に考えましたが、その結論は「新しいことはやらない」ということでした。決してネガティブな意味ではなく、いま以上に専門性を追求することでホテルビジネスに関するプロフェッショナル集団になることを目指すということです。「進化」や「変化」することよりも「真価」を追求することで、専門家としての価値を高めることとを目標としています。一つのことをより深く追求(深化)することで、その過程には必ず新たな気づきや化学反応が生まれ、結果として創業以来20年間、常に新たなチャレンジをし続けています。人材の補強などにより既にその効果は見え始め、いままで経験してこなかったような案件の問い合わせをいただいています。弊社の業務範囲は、ホテル新規開業、経営再建、運営改善、リノベーション、リブランド、各種調査分析、事業評価、教育研修、覆面調査など多岐にわたります。これらの業務に関しては今までと同じ取り組みをしたとしても一ランク高い視点で業務にあたることで、結果に拘ったサービスを提供したいと思っています。またホテル業は宿泊部門だけではなく、会議、宴会、レストラン、婚礼、調理、管理部門(人事、総務、経理、購買、等)など多くの機能や部門から成り立っています。弊社の強みは、その全部門をカバーできるという点です。「ホテル=宿泊」として語られるケースが多いですが、大都市圏の大手ホテルや地方都市の総合型グランドホテルなどは宿泊部門だけでは経営的には成り立たない収支構造となっています。会議や宴会売上をアップさせる手法、レストラン売上を強化する手法など常にホテルビジネス全般に貢献できるような会社を目指しています。

創業以来の忙しさ・・・

コロナ禍により弊社も危機的状況を経験しましたが、2023年以降はコロナ前と同等またはそれ以上に繁忙を極めています。ご依頼いただく業務内容は一言でいえば業績改善(利益確保)や顧客満足度の向上(付加価値アップ)ということになります。コロナ禍で取り組んだ業務効率化などによる少人数オペレーションの再徹底など利益体質への転換、教育研修による人材育成または顧客満足度の改善、新規開業やリブランドまで幅広くご依頼をいただけるようになってきました。特に2023年下期以降の業務量は創業以来と言っても過言ではない状況です。2024年以降の業務集中を見越してコロナ禍中に優秀な人材を採用し体制を整えてきたことが功を奏しています。2024年はインバウンド需要の急回復はもちろん国内旅行の需要拡大に伴って弊社への業務のご依頼もさらに増加すると思っています。組織を強化して受け入れ態勢を整えます。

「いまホテル業界が取組むべきこと」

コロナ禍を経験したことでホテル業界は様々な価値観の変化を迫られることになりました。
2018~2019年の訪日外国人旅行者数が3000万人突破による特需から一転し2020年にはどん底状態に陥り、それが2023年夏以降には一気に需要回復し、2024年には大きな変革と飛躍の1年になると確信しています。

この期間に我々は、人(働くスタッフ)の大切さや効率化の推進、顧客の大切さ、さらには売上よりも利益の重要性など、多くのことを学んだのではないでしょうか。
そして現状の最大の課題は人手不足や人材不足であることは周知の通りです。特に地方都市にあるフルサービス型ホテルの人手不足は深刻な状態です。

通常営業が出来ず宴会やレストラン営業の一部を制限しているホテルも珍しくありません。人手不足を解消するための取り組みで一番重要なのは「稼ぐ力=利益確保」です。言い換えれば商品価値の向上と競争力のアップということになります。

具体的にはマーケットのニーズの変化を読む、ニーズに合った付加価値を提供する、熟練者でなくても使いこなせるシステムを開発する、それらの仕組みを使いこなす、清潔な施設を維持する、質の高い接客をする、少人数での運営を可能にする、等々です。

いずれにしても「人」が基本ということになります。人の育成・教育が収益(稼ぐ力)の違いに大きく影響し、またそれが給与アップなどの雇用環境改善へと良い循環に働きます。

つまり「人」こそ最終的には企業価値になり、さらには観光産業全体の底上げになり、観光立国として国力の差にもなってくるはずです。
人材育成に成功した企業が企業として成長し社員や顧客または地域に貢献できるものと確信しています。

スランプから脱出のために

コロナ禍から日常に戻り一気に仕事が集中、適度に息抜きはしているものの、遠方への出張が体力的には辛くなってきている。
肉体の疲れは精神のバランスを崩すことにもなり仕事にも大きく影響する。周囲に対しても悪影響、そして自らスランプに陥る。
そこで始めたのが週末ゴルフ、スコアよりもむしろゴルフ場を歩くことや妻や友人との会話に意味を感じている。(スコアはなかなか上達せず・・・)
だいたい1日で15,000歩前後で12〜13キロ程度の運動量、早起きするのも健康的と思って時間を見つけてゴルフ&ウォーキングを頑張ろう。そして今年も残すところ2か月、仕事は気を抜かずに、プライベートはリラックスして過ごしたいと思っている。さっそく、11月の3連休はゴルフ&温泉でリフレッシュ。

新しいことをやらない勇気

宿泊業に特化したコンサルファームとして20年、
コロナ禍には会社の今後の方向性など真剣に考えましたが、
その結論は「新しいことはやらない」ということ。
決してネガティブな意味ではなく、
いま以上に専門性を追求することで宿泊業に関する業域を広げるとともに深く知識を身に付けるという意味です。
新規開業、経営再建、リノベ、リブランド、調査分析、事業評価、人材育成、教育研修、運営改善、覆面調査、、、
これからも宿泊業に関するワンストップサービスを目指します。
そして弊社自身の価値を高めることで信頼を得ていきたいと思います。

支配人の自戒

地方都市で営業するフルサービスホテルの支配人の言葉、
「経営を立直すにはオーナーや経営者ではなく運営責任者が最大限の努力をする責任がある」
「我々がもっと危機意識を持って変わる必要がある」
「経営が悪化したのは自分達の努力不足」、
この言葉を言った支配人は昨年度見事にコロナから立直しに成功したが、いつまでも経営者の責任やコロナの影響と言い続けている施設ではスタッフのモチベーションも低く赤字からいまだに赤字から抜け出せないでいる。
この違いは大きい。